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無理。

  • Posted by: JUNICHI KATO
  • 2007年7月17日 15:41
  • 気付き

地球の誕生から、約46億年。

人類の誕生から、約6500万年。

地球の誕生から考えてみたら、1日/(46億年×365日)の確率の、たまたま調子が悪いだけだった。

人類の誕生から考えてみたら、 1日/(6500万年×365日)の確率の、たまたまそこにいただけだった。

ほんの数秒で人間は死に、支えだったテクノロジーは脆くも崩れさる。 

結局、人間は無力でしかない。

結局、無力でしかないのに、自分達は繰り返し、偉そうにしている。

地球誕生や人類誕生という長いスパンからみれば、

無理に時間の流れを速めてしまっているようだ。 

例えば、 

世界人口の推移を考えると、近代(約1700年)以前は、4~5億人。

近代に入ってからの人口爆発で、100年前の1900年には14~15億人になり、

今では、大体63億人ぐらい。

もしこのままだと、2050年で90億人~100億人と予想されています。

たった100年間で、6倍以上になった。

その6倍に膨れ上がった人口を支える為には、テクノロジーの支えが必要になり、

それを支えに人間は、上へ上へと暮らし始めた。

そしてまた、それを支えにテクノロジーは人口増加を助長する。

また、

人間が作り出したテクノロジーの支えの裏側には、必ず同程度の破壊も伴った。

その破壊も同じスピードで進んでいく。

この間は、どうやっても比例の関係にしかならない。 

 

阪神大震災。

被害の大きかった長田区では、道路巾が狭い地域に、昔ながらの町工場が犇めき合っていた。

木造家屋も多く残り、火事の延焼を抑制できなかった。

小規模の工場は安全管理が徹底出来ず、危険物の管理もあやふやになっていたこともあるという。

2次3次下請けの町工場では、経済的にも時間的にもそんなことに構っていられない。

誰が悪いとかではなく、自分達の支えであるテクノロジーの末端はそういうものなのだということ。

テクノロジーが被害を助長させた。 

震災後に訪れた長田区は、整備されているという意味では綺麗になり、近代的なビルやマンションが立ち並ぶ、どこといって特徴のない場所になっていた。 

復興の名のもとに「無理」をしているとしか言いようがない。

冷たい言い方かもしれないが、経済性とスピードを重視しすぎたか、頼りすぎた。

「おおっぴらには出来ませんが・・・」と復興工事で儲かった話をコソコソと自慢げに語る建設業界と、

現在の長田区民の約半数は被災者じゃないという事実が、それを証明しているような気がする。

 

やはり、なんでもかんでも「無理」しすぎなのだ。

地球規模であっても、たとえ自分達の目の前で行われることであっても。

無理やりスピードを上げる。無理やり儲ける。無理やり便利にする。無理やり安くする。無理やり増やす。

無理やり・・・。

無理に「無理」するといつかは破綻する。

これは、地球も、日本も、広島も、あなたも、自分も、

一緒。

 

自然は残酷なもので、中越地方では17日朝から雨が降り始めた。

過ぎ去ってしまったあの時は、もうどうやっても戻ってこない。

気持ちの通じ合う言葉ほど、強いものはありません。

どうか、これからのことだけを考えて、励ましあって助け合って欲しいと思っています。

情けないですが、私は、ただこの雨が早く止むように、願うことぐらいしかできません。 

  

Comments:4

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AKR 2007年7月17日 21:14

日本のワークスタイルって、
無理に工程つめこんで納期は絶対に死ぬ気で守って
人件費削減で過剰なオーバーワークを個人に強いて、、、
スーパー無理無理ですよね。

統計では、30代~40代働き盛りの
過労による自殺率と疾病率が増加中。
家庭こわしたら 国のためにもならないのに。

JK 2007年7月18日 00:16

>AKRさん
ワークスタイルもしかりですが、時間の概念が国や人種によってかなり違いがあります。価値は一緒だと思いますけど。
そして、その信じてきたモノが一瞬に消え去る。
それが全てだと信じてきたモノがですよ!。
究極な話ですが、
家を持つという概念を持たない国の人や人種、例えばモンゴルの遊牧民や浮浪者、阿部公房の箱男(これは違うか・・・。)にとっては、
家なんてまた作ればいいやですからね。
ウエイトの置き方が全く違う。
今から日本がそうなるべきだ何て全く思いませんが、もう少し、ゆるい概念みたいなものを持てればいいのになと思います。
多様な価値観があっても、それは同じ意味だと思うんですが、どうも偏りすぎてるような気がします。
自分も含め、みんな臆病なんで、はみでるのが怖いんですよね。

AKR 2007年7月18日 00:36

JKさんのおっしゃる ゆるい概念、
それは今のお金や土地の価値観をドラスティックに変えないと、持てなさそう。
一生懸命働いて、引退するまで自分の家や土地の
お金を払い続けて、、、というのが大半じゃないですか。
インフラから変わらないと、
もしくは資本主義経済の考え方から外れてみないと、
難しいでしょうねー。
経済の真ん中にいるサラリーマンは、やっぱ
資本主義のパワーゲームから外れてみるなんてできないだろうし。
感覚的にそのゆるい概念を体得してる人は、
76世代以降に多い気がします。(それについてはまた今度。)

JK 2007年7月18日 00:56

よく分かってますよ。
自分のまわりも、自分自身もそうですから。
でも、家って何で欲しいと思うか?という質問に、
ちゃんと答えられる人がいるとは正直思ってません。
自分もしかりですから。
そんなあやふやな事に、一生費やすんですよ。
資産的に残るっていう意見でしたら、マンションは買えないはずです。絶対。
その事とゆるい概念については、こちらも負けずにまた今度。(笑)
ただ、自分の年齢が昔の世代話になるってのも、年取ったもんだな~。

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