- 2007年7月20日 09:46
- 見聞き
三次市の奥田元宋・小由女美術館(設計:柳澤孝彦)
杉板本実型枠によるコンクリート。
杉板の荒い木目が転写され、味わいの深い肌合い。
三角の小さな出目地が、心地よいリズム感を醸し出す。
同じコンクリートでも、安藤忠雄のコンクリートは研ぎ澄まされた、禅的で鋭い感じ。
ただ、どちらも人の手によって生み出された表情の違い。
そのモノ自身には、たいした違いはない。
1902年、フランスのオーギュスト・ペレが、始めて打ち放しコンクリート仕上げの技法を建築に持ち込んだ。
それから約100年。
技術や素材の進歩はあるけれど、
今も昔もたいして違いのないこの表情に、人々は魅惑され続けています。