- 2007年9月 7日 08:50
- 気付き
縦横無尽に張り巡らされた、おびただしいまでの電線。
ひび割れて、すぐにでもはがれ落ちそうな薄いモルタルの壁。
古めかしいけれど、やけに派手な壊れかけの看板。
そんな混沌とした街には、モノクロームがよく似合う。
皮肉なことに、こんな艶めかしい風景を創り出しているのは、再開発が難航しているから。
持ち上がった再開発の動きを、誰も調整することが出来ないでいる。
一旦進みだすと、瞬く間に記憶は失われ、ニュートラルな方向に向かうけれど、
止まっている時間が長すぎた今、再開発は困難を極め、老朽化だけが進んでいく。
このままでは、やがてスラム化していくだろう。
人の気配が消え、死んだように息もしなくなった街ほど、寂しいものはない。
それはもう、すぐ目の前まで来ている。
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